家族の食事会で気づいた、お金と気持ちの関係

資産運用

〜資産形成を考えるきっかけとなった出来事〜

こんにちは、しょーゆ(@jiyuwotsukuru)です。

先日、母の企画で家族みんなが集まり、寿司屋で夕食を共にしました。
祖母や弟家族、義母も交えて総勢11人。にぎやかで楽しい時間であり、こうした機会を度々作ってくれる母には尊敬と感謝の気持ちしかありませんでした。

しかし会計の場面で、心に引っかかる出来事がありました。

妻が「今回は私たち夫婦で支払いたい」と申し出たのです。理由を聞くと「いつも母に出してもらってばかりで心苦しいから」とのこと。
そこで私は「なぜ?」と尋ねたところ、妻から返ってきた言葉は「払いたくないの?」でした。

その一言に、私は深い悲しさを覚えました。
母は無理のない範囲で資産を管理しながら、家族を喜ばせたいという思いでこの会を企画している。私はその意思を尊重したいと考えていました。支払いを拒んでいるのではなく、むしろ母の「楽しませたい」という気持ちを大切にしたかったのです。

私は普段から母の資産状況も把握し、必要に応じてサポートをしています。弟夫婦は新築のローンを抱え、生活に余裕があるわけではありません。だからこそ「母が企画した会は母が支払う」ことが全体にとって自然だと考えていたのです。

結局その日は、妻の申し出に従って私たち夫婦が支払いを済ませました。けれども、弟夫婦にどう思われるかを気にしてしまい、すぐに帰路につくよう促したほど、私の心には整理が必要でした。


もくじ

妻と義母との対話で見えてきたこと

後日、妻と改めて話をしました。妻は涙ながらに、自分の気持ちを伝えてくれました。
「弟の妻や従兄弟の妻は、日頃から母に贈り物をしたり気遣いをしている。私は何もできていない気がして、心理的な負担になっていた」と。

この背景を知り、私は会計の場での言葉の裏にある気持ちを理解することができました。
そこで「次回からは母に対して、妻の考えるお礼の形を一緒に考えていこう」と話し合いました。また、食事会の前に「誰が支払うか」を事前に決めておくことも合意しました。

義母とも話をしました。義母は「いつも母に負担をかけてしまって申し訳ない」と感じつつ、お金を包んでも受け取ってもらえずに悩んでいたのです。私は「本当に受け取ってほしい気持ちを直接伝えれば、母も受け入れてくれるはず」と伝え、次からは遠慮せず直接気持ちを表すようにお願いしました。


感情とお金を切り分けることの大切さ

今回の出来事を通じて、私は改めて「感情とお金を切り分けて考える必要性」を強く感じました。
母の思いや妻・義母の感情を否定したいわけではありません。ただ、その流れで突然の支出が続けば、資産形成のリズムを乱しかねない。

私は経済的自立を目指しています。
自由な働き方や生き方を選択するには、誰かのコントロール下に置かれないための基盤として、資産形成が欠かせません。持たざる者が資産を築くには、自分の価値観やお金との向き合い方を正面から考え、毎月の積立を継続していくしかないのです。

だからこそ、「家族の感情を大切にしつつも、支出を慣例化させないこと」や「感謝の気持ちをお金以外の形でも表現すること」が大切だと気づきました。


資産形成とは「ただ貯めること」ではない

自分自身も「資産形成をどう位置づけているか」「どんな気持ちでお金を使いたいのか」というテーマに改めて向き合うきっかけになりました。

お金を増やすことや守ることはもちろん大切ですが、資産形成の本質は「生き方の基盤を整えること」だと思います。

  • 心の余裕をつくる:貯蓄や投資があることで、将来への不安が減り、家族との時間や挑戦を楽しめる。
  • 価値観を反映する:何にお金を使うかは、その人の価値観を映し出す。だからこそ「納得感のある使い方」が大切。
  • バランスを保つ:資産形成と同時に、今この瞬間の暮らしを豊かにするお金の使い方も忘れてはいけない。

つまり、資産形成とは「未来の安心」と「今の満足」の両方を整えるプロセスです。


今、大切にしたいお金の使い方

今回の出来事を通じて感じたのは、お金をどう使うかは“気持ちの整理”でもあるということです。

  • 無理のない支払い:誰かが我慢したり、苦しい思いをして負担する形ではなく、心地よく分かち合える形にしたい。
  • 大切な瞬間への投資:家族との食事や思い出づくりは「資産」そのもの。そこにお金を使うことは未来の心の豊かさにつながる。
  • 長期と短期のバランス:将来の教育費や老後資金の積み立てと、日常の小さな楽しみへの出費を、どちらも大切にする。

まとめ

今回の家族での出来事は、単なる「会計の場面」ではなく、
「自分や家族の価値観」「お金の使い方と気持ちの関係」「資産形成と日常のバランス」について考える出発点になりました。

資産形成は“貯めること”ではなく、自分や家族が心から納得できるお金の流れをつくること
そうすることで、お金が単なる数字ではなく、人生を支える信頼と安心の土台になっていくのだと思います。


👉 読者の皆さんもぜひ、「最近のお金にまつわる出来事」をきっかけに、自分にとっての資産形成やお金の使い方を見直してみてください。

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