こんにちは、sho(@jiyuwotsukuru)です。
- 家族信託とは?
- 家族信託の仕組みとは?
- 家族信託のメリットとは?
- 家族信託のデメリットとは?
- 家族信託のやり方は?
というあなたにお届けします。
もくじ
【結論】
家族信託は元気なうちに検討の価値ありです!
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- 家族信託とは何かが分かる
- 家族信託の仕組みが分かる
- 家族信託のメリットが分かる
- 家族信託のデメリットが分かる
- 家族信託のやり方が分かる
【事実】
この記事の信頼性
- 祖父母が高齢になり、家族信託に関心を持ち、主体的に調べてまとめました。
- 金融やライフデザインの勉強を書籍や動画コンテンツ、セミナーなどを通して3年以上学び続けています。
- 家族を中心(友人も含む)に15人以上の資産運用を、実際に管理・お手伝いをしており資産運用に精通している。
家族信託とは?
家族信託とは財産管理の一つの方法です。特徴は、財産を持つ人(大体、両親や祖父母)が信頼できる家族(大体、子どもや孫)に財産管理を代わりに行えるようにする制度です。
家族信託の仕組みとは?
簡単に関係性を説明すると
- 資産(財産)を持つ人(大体、両親や祖父母)=オーナー(委任者)
- 信頼できる家族(大体、子どもや孫)=スタッフ(受託者)
- 資産を運用・管理することで得た利益をもらう人=株主(受益者)
全ての権利はオーナーが持っています。スタッフが行えることはオーナーができないことのお手伝いです。そしてこの資産運用を行うことで得た利益をもらう人が株主(複数人設定できる)です。こういう構図で考えるとわかりやすい。またオーナーが予め、自身の資産の株主を指定することで、万が一亡くなった時にはその資産の分配も同時に行うことが出来ます。
家族信託の3つのメリットとは?
- 元気なうちから、財産の管理を委任することで認知症などの問題を回避できる
- 家族の中で資産を管理するので不要なお金がかからない
- 残される家族も安心して、老後を見守れる。
元気なうちから、財産の管理を委任することができます。認知症など本人が正常な判断が難しくなる状況などを事前に回避し、正常な判断の元、家族が管理運用することが出来ます。
認知症になってしまった場合の具体例
- 通常:定期預金の解約ができない→家族信託:できる
- 通常:不動産の売却は委任状があってもできない→家族信託:できる
また家族が資産を管理することで余計な管理費用を支払わずに済みます。家族以外で資産の管理を行う場合は第三者(成年後見制度)が行い賃金が発生してしまいます。さらに高額の生前贈与の税率は高く、相続税の方が税率が低いのもメリットになります。また残される家族も、両親や祖父母の正確な資産状況が把握できるので、安心して老後を見守ることが出来ます。(資産の受益者=株主を事前に決めてあるので、万が一の時には贈与の仕方も事前に決められる。)
家族信託の3つのデメリットとは?
- スタッフ(受託者)のコントロール
- 節税効果はない
- 家賃収入など高額な定期収入が生じる場合は注意が必要
委任される家族(スタッフ)はオーナーの指示において、管理することが求められますが、必ずオーナーの指示が思い通りに行われているのか管理する必要はあります。全てを自分で管理する手間に比べれば圧倒的に楽にはなりますが、必ず報告を受けてコントロールするようにしましょう。また節税のメリットは特にありません。ただ第三者に賃金を支払う制度を利用したり、高額な生前贈与税を支払うリスクを回避できます。またオーナー(両親、祖父母)の資産からの多額のキャッシュフローが生じている場合で、スタッフ(家族)が株主(受益者)に充てられている場合は、課税対象の収入になってしまうので、その場合は気をつけてください。
家族信託のやり方は?
あなたでも手続きできます。信託契約書を作成し、公証役場(こうしょうやくば)に提出するだけです。公証役場はあまり聞きなれないと思いますが、Google検索を行えば、最寄りの公証役場を見つけることが出来ます。資料の形式については特に決まったものは内容です。
始めは「家族信託って何?」「難しそう」「本当に使えるの?」と思ってましたが、内容を調べていくと様々なメリットがあることがわかりました。実際に両親や祖父母と相談したいと思う内容でした。家族信託は元気なうちに検討の価値ありです!
家族信託をもっと詳しく知るには?
書籍を紹介します。この3冊の中から1冊お好きなものを選んでください。
【気づき】
歳を重ねるにつれ、起きる問題を先延ばしにしていると大きな問題になる。
【教訓】
起きる可能性のある問題には事前の対処が大切。
【宣言】
今回、家族信託について学びました。実施に取り組むべき価値のあるものだと思います。さらに詳しく知識をつけて、勉強を続けていきたいと思います。
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