自分で手を加える暮らしの幸福感

倹約

朝、ゆっくりと目覚めたときに、ふと部屋を見渡しました。
歯を磨きながら思い出したのは、少し前に奥さんと一緒に取り替えたキッチンの取っ手。旅行先で偶然見つけて、「古いキッチンのセルフリノベーションに使えそうだね」と話したことが、今も鮮明に残っています。その取っ手を見るたびに、楽しかった旅行や一緒に選んだ時間が思い出されて、自然と穏やかな気持ちになります。

部屋の中を見回すと、思っていた以上に「自分で手を加えたもの」が多くありました。
ダイニングテーブルは、10年前にコンパネと角材で作ったものです。天板には木目のダイノックシートを貼って仕上げました。食事のあとに台拭きで拭くとき、「これ、自分で作ったんだよな」「よくまだ使えているな」といつも思います。その感覚が、小さな誇らしさにもつながっています。

扉や吊り戸棚も、かつてはくたびれていたけれど、自分で塗装をし直しました。
ただ塗り替えただけなのに、不思議と新しく蘇ったように感じられます。そして「自分の手で仕上げた」という事実が、日常の中に特別な愛着を生んでくれています。少し不恰好な部分があっても、それも味わいや愛らしさに変わっていくのだと気づきました。

これから先の未来も、暮らしは変わっていくでしょう。
子どもが大きくなり、やがて巣立っていけば、妻と二人の時間が増えていきます。そのときにはまた、その生活に合った家具や空間を、自分で作ってみたいと思います。暮らしを自分の手で作り変えられる余地があることが、未来を楽しみに思わせてくれます。

家というのは人生の三大支出のひとつでもあり、ときに悩みの種にもなります。
けれど、DIYや工夫を少し取り入れるだけで、支出を抑えられるだけでなく、作ったものへの愛着や満足感も得られるのだと思います。手間や時間はかかるけれど、「自分の暮らしに合ったものを、自分で工夫してつくる」ことで得られる幸福は、買うだけでは味わえないものです。

穏やかな朝のひとときに、そんなことを思いました。

👉 あなたにとって、愛着のある空間はどこですか?

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